先日、
競技麻雀プロのトップとネット麻雀界のトップの戦いとして連盟にて企画・放送された
「天鳳位vsプロ連盟」という番組、
その最後に連盟の森山代表が
「天鳳位の方々を連盟に受け入れたい。プロテスト不要でB2リーグから」
という凄い発表をした。
そしてこれを受けて天鳳プレイヤーの「すずめクレイジー」さんが入会を即決、
業界でも話題になっている。
近年ネット麻雀でも「天鳳」は麻雀界にて強い影響力を持っている。
その有力プレイヤーは多くの書籍を出しているし、
Asapinさんを筆頭に麻雀プロよりも知名度・人気が高いプレイヤーだっている位だ。
個人的にはこれは非常に喜ばしい。
麻雀打ちが「競技」という場以外でも実力を評価される土壌ができた事(特に超長期スパンでの成績にて)、
そしてそれらを中心としたサークルが一般愛好家の麻雀知識を大きく引き上げてる点、
麻雀ファンの底上げという意味では競技団体以上の貢献を果たしているのではないだろうか。
が、今回の森山代表の決断は非常に驚いた。
以前に以下記事でも書いたように、
ほんの10年前、競技プロ(特にベテランの方々)はネットおよびその戦術観に強い拒否反応を示していた。
トッププロが堂々と「ネットとリアルは別物。だってネットは次につもる牌が何かが全然読めない」とか言ってた時代である。
ベテランの中には勢力を広げるネット麻雀に対する嫌悪感が処々に感じられたし、
「所詮はネットの中だけの強さ」「井の中の蛙」という意見が強かった。
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/10/1.html
その時代を知る身としては今回のような番組を連盟が組んだ事自体も驚きだったし、
さらに彼らを内部に積極的に受け入れる体制を理事会も通して確立したというのだから、
森山代表、そして連盟のこういった商機等を考えた対応能力の高さは相変わらず業界でも群を抜いていると思う。
協会だって天鳳とは比較的良好な関係を築いているし、
天鳳のリーグ戦「しゃるうぃ~てんほ~」だってある。
でもここまで思い切った決断はまだしていない。
改めてなのだが、
「人材」という言葉は「人財」とも書ける。
どんな業界でも団体の発展のためには優秀かつ必要な人財を確保するってのは究極命題であり、
そういった点で協会の体制ってヤツをもっと柔軟かつ、
新しく入ろうとする人が魅力を感じやすい物にするってのは結構大事だな、と思うわけだ。
最高位戦は僕の目から見てここらへんの柔軟性が凄い高い。
特昇システムが結構良く考えられてると思うし、
数年前に土田浩翔さんが特例でAリーグから入会されたケースもある。
無論協会にも鈴木たろうの特別入会や、特昇制度の前例はあるが、システムや柔軟性でより精錬されているように見える。
今年RMUを創成期から支えた安達瑠理華さんが移籍先として選んだのも、
団体としてのこういった点にも魅力を感じた点があったのではなかろうか、とか想像したりするわけだ。
さて最後にちょっとぶっちゃけた私見を幾つか、
上記の「人財の積極的な確保」って観点からすれば、
僕自身は新人が上位リーグにどんどん行きやすくするために、
雀王戦を全リーグとも半期リーグになってもいいと思ってる。
僕には「通期なら自分は絶対に降級しないし、いつかは昇級できる」なんて自信は無いしw、
新陳代謝を活発にする為にも、見直しが入っても別に文句は言わない。
※まあそれが原因で魅力がなくなる面もあるかもなので何ともだがw
で、それ以上に女流リーグ、
やっぱ最高位戦みたいに1年で取れる制度にした方がいいと思ったりする。
反対する人もいるだろうし、現体制には現体制のいいとこがあるのはわかるんだが、
それでも「協会の人気を得るための人財確保」って観点からすると、である^^;
んで女流リーグについて賛同者0の超私見を言えばw、
年齢とか実績を加味した「性別以外の出場制限」も設けていいとすら思ってたり。
新人王戦が何故あるか?女流リーグが何故あるか?雀王戦が何故あるか?
それぞれの位置づけと目的を考えるとね。
・・・・あくまで私見ですよ、私見。
これいうならその先には「雀王戦自体にも引退規定があるべき」って議論にもなりそうだし^^;
まあいずれにしても、
麻雀界は現在団体が乱立している中で、「日本プロ麻雀協会が生き残る」という点で考えた時に、僕には僕なりの思う勝手な意見もあるわけでした。
まああくまで意見だけっす。
つまり口だけはタダだし運営とかに関与もしてない無責任な立場だから書ける事だし、
「1オンスの行動は1トンの理論に勝る」ってのが事実。
僕自身、「こうしたい」とか「こうあるべき」とも特に考えておりません。
つまり苦情も基本的に受け付けておりません!
あしからず^^;