インフルから無事帰還。
三日間くらい池袋の安宿の個室でひたすらウンウンうなってました。
部屋とインフルと私。
そして今日から無事に自宅に帰還。
自宅っていいですね。
どうも僕です。
さて療養中にちょっと麻雀漫画読んでてふと思ったことがあるので記事書いてみようかと。
麻雀漫画「Saki 咲」にて片岡優希というキャラクターがいる。
まあこの漫画も8巻くらいまでしか読んでないのでその後のキャラ変等があるのかもしれないが、
特徴としては東場にとにかく強く南場に弱い先行逃げ切りタイプ、という設定になっている。
んでリアルの麻雀について
序盤に点棒を稼ぎ後半に稼ぐ逃げ切りタイプ
こんな人はいないw
上記キャラは「集中力が持続しない」という設定もあるが、
そもそも集中してれば点数が増えるのであれば麻雀苦労しないw
麻雀の”結果”のベースが運により決まる以上、逃げ切り型も追い込み型もクソもない。
麻雀プロにもたまにそういった類のキャッチコピーを見かけるが、どちらかというと宣伝の為である。
まあ、点棒を持ってる時、持ってない時、それぞれ大局観や求められるスキルはあるが。が、当たり前の話東場から点棒もてるに越したことはない。
つまりもしも自分の麻雀を「先行タイプ」「追込タイプ」「爆発しだしたら止まらないタイプ」とか自己分析している人がいるなら、それはただの気のせい、と言っておこうw
さてさてただし、
麻雀の局単位の手牌進行における、先行タイプと追い込みタイプは存在する。
手作りの基本要素を
①先手(特に先行リーチでのプレッシャー)
②良形(両面待ち)
③打点
④山読み
と考えたとき、
このどれに重きを置いた進行を好むか、というタイプの問題である。
先行タイプは①②を好む。「とにかく相手が聴牌する前にプレッシャーをかける」「相手の加点を出来る限り阻止する」というのがベースの考え方である。
反面、殴り合いに持ち込まれると待ちが弱い、打点的にリスクとリターンがかみ合わない局面が多い、といった点もある。
一方で追込タイプは多少先手を犠牲にしても他の要素を重視し、「勝てる確率が高い殴り合い」「採算があう殴り合い」をする、というのがベースの考え方である。
反面、相手に先手を取られ続けて殴り合いの前に勝負を決められることもあるし、殴り合いに負けた時になにも出来ずに大きなラスを引く事もある。
まあちょっと極端な例をあげてみる。
以下の手牌。
五六七②②③⑦23456中中 ドラ西
敢えて巡目と場況は書かないとして、
ストレートに先手と良形だけ求めるなら⑦切りだが、③切る人だっている。
大体の状況でも⑦切る人もいれば、
大体の状況で③切る人もいるだろう。
どれが正解というのは明確には出しにくいが、この手の選択にはまぎれない打ち手の「傾向」が出る。
三四五六⑤⑤678中中 222(ポン) ドラ2
この手牌から聴牌とるか否かという議論が昔あったりもした。
「8000聴牌崩すとかありえない」という声もあれば、
どの程度の巡目か次第、という人もいたりした。中が1枚切れだとさらに話も割れたりする。
いずれも選択の優劣はあれど絶対的な回答という物はない。
麻雀がトータルバランスのゲームである以上、結局は「常に状況に応じて一番柔軟に対応できる人」が強いしそれが理想である。場況無しでは語れない点も多い。
が、人間の思考にはある程度の傾向、つまり型がある。
正確に言えば型を作れてる人、自分の型を把握出来てる人の方が麻雀が安定している。
というわけで今まで意識したこと無い人は改めて、
「自分の手牌進行が先行か追い込みか」という分析とか、
「超客観的に今の型を見直してみる」という検討、
興味があるなら是非に。
時間あれば他人の分析もどうぞ。
結構新しい視点が見える事もある、かもですw