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2018年5月21日月曜日

麻雀プロの収入についてのお話

前回、
書いた記事
なんとクリック率がいつもの記事の10倍くらいあった・・・・
皆いつもこれくらいやって!!w
んでせっかくなので同様の効果を期待してもうちょっとだけ前回の続きを^^;
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2018/05/blog-post_18.html

長年麻雀プロやってきてね、
やっぱ収入ってほとんど作れないのが実情です。

例えば僕、
客観的に自分を見れば
「日本プロ麻雀協会」って団体の中で知名度って点で、
多分だけど上位15~20%前後くらいには入ってもおかしくないかな~と思うわけです。
多分w

選手としてバリバリに第一線で活躍してきたわけではないけど、
そんなに日も当たらない生活をしてきたわけでもない。
それなりに名前を知ってもらう機会には恵まれてきた方なわけで。

ただそんな僕でも、
「麻雀プロとしての仕事」として受けた収入って本当に微々たるものです。
解説とか賞金とか運営とかで色々とはあったけど、
それでも10年以上の年会費合計、大会参加費、交通費あたりをトータルすれば、
赤字だと思われます。
ましてやこれだけの「時間」をつかってるわけで、金額面で言えばとてもつり合いなんて取れてない^^;

そして僕よりも有名なレベルになってもこの現状が劇的に変わるかと言われればそれもNOです。
この世界にこれから飛び込む予定の人がいるなら、この点はちゃんと認識しておいたほうが良い。
「言ってもトップの何割かは食べていけるんでしょ?」
のこの何割って奴が、おそらく世間の想像よりはるかに少ないです。
「何割」ってパーセンテージよりも「何人」って数字の方で言えてしまうかもですね。

それでも好きだから続けている一方、
「好き」ってだけじゃ限界があるのも事実なんですね。


例えば協会は創設して17年目ですが、
過去に「雀王を陥落した瞬間にリーグ戦を引退した選手」が二人います。
※ここからの選手名は敬称略

一人は今でもプロとしては現役「小倉孝」、
もう一人は第3期雀王の「尾崎嘉紀」、
尾崎さんが優勝した第3期最終戦は、ほぼ優勝決定していた崎見さんからの24000直撃での大逆転という壮絶な死闘でしたね。そういえば。
他にも現役Aリーガーのままの引退した選手が協会は数人いるし、
他団体でも最高位戦だったら「尾崎公太」、「佐藤崇」(最近になって現役復帰!)、
現役Aリーガーがいきなり引退するとか、
将棋とかだったら考えられない話なんでしょう。
これはやっぱり「好きだじゃ限界がある」って現実をつきつけられる話の一例かと。

この10数年、
業界の収入事情はまだまだ厳しい一方で、
業界全体の「お金」に対する考え方は大きく改善したと思います。
そもそも昔は「ギャラなんて無いのが当たり前」って考えをする人もいた位でした。
大会運営を頼まれてヘトヘトになって結局ノーギャラ、そんな事もありましたね^^;

今はノーギャラの仕事自体減ったし、たとえノーギャラでもちゃんと断りが入る。(当たり前の事、だけどこれは大きな意識改革)
これはスリアロさんあたりの意識が高いのも業界に良い影響を与えた部分だと思います。

でもやはり根底は「食べれない業界」であり、
それを動かしてるのは多くの人の「善意」なんです。
たとえば多くのニコニコ生放送番組、善意無しじゃできないものでしょう。

そこについて貪欲にお金を作ろうとする姿勢、
特にお金を作るシステムを作る姿勢、
僕は結構そういう姿を見ると応援したくなる派ですね。

まあ締めとして、
近いうちに、もしも僕と似た事やろうとしてる人が出てきたら、
この記事読んだ人はその人のブログでも応援するつもりでちょっとだけ指先動かす事をしてあげてくださいw
僕のブログでも変わらずご協力を・・・
ぶっちゃけ前回記事と同じくらいの状態が今後も続くと凄く助かるのでw

あ、今回の記事、
以前に「麻雀プロの引退」ってのについて書いた記事と結構かぶる部分もあるので、
興味ある人はそれも是非に。

https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/1_25.html
https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/01/2.html