近年、
他業界で活躍している方々が麻雀プロ資格を取ってリーグ戦に出るケースが増えている。
代表的な所を言えば
パチスロライターの沖ヒカルさん
経済評論家の勝間和代さん
漫画家の浜田ブリトニーさん
わが団体でも
現役アイドルの天月ミクさんとか、
現役グラドルの篠原冴美さんとか、
昨年に人狼舞台「TLPT」のアリスン役、吉成由貴さんがRMUに入会したのも驚いたな。
わが団体の大崎初音が麻雀プロから人狼TLPTへと参入はしていたが、
逆輸入(?)がついに出たか、と。
そして先日、
JRAにて1900勝を挙げた往年の名騎手 藤田伸二さんも麻雀プロ試験受験を表明。
これは本当に驚いた。僕が競馬好きだった学生時代に神のような存在だった方までこの業界に、と。
https://twitter.com/FujitaOfficial/status/1009172968121950208
ちなみにどうでもいいトリビア
・僕の双子の兄は藤田騎手のファンだった
・当日本プロ麻雀協会にはJRA騎 吉田豊さんの従弟がいる。
思えば10数年前に芸能事務所属の女性だった和泉由希子さんが麻雀プロになった時には話題を呼んだが、今ではそういった存在も結構ざらになっている。
そしてその時期から遥か以前より「麻雀界に積極的に絡むタレントとか他業界の方々」は昔からちょくちょくいた。
萩原聖人さんとかその典型だろう。
大体は
プロ資格とらずに部外者として絡む形だったり、
プロ資格は持てど「テレビとかでしか見たことない」って人とかだったが(まあ私がたまたま機会なかっただけなのかもだが(*・ω・))。
だが上記に実名あげた団体員の方々はリーグ戦参加とか、
麻雀関連の放送やったり店出したりとか、
かなり積極的に業界に関わっている印象がある。
さて正直に僕は
「他業界の著名人が麻雀プロ業界に介入する」という事に5年ほど前までは嫌悪感の方が強かった。
まあ知名度をもとに麻雀番組に出たりしてくれる点ではありがたかったのだが、
とにかく「自分は麻雀プロ顔負けの実力だ。キリッ」という自己主張がしたいだけに見えた点が大きい。
僕の偏見なのかもだが。
部外のお客さん(=こちらは何も言えない)という立場からこの業界に関わり続けると、
そういった思考が生まれるのは本人だけの責任ではないとは思いつつ、
とにかく“プロ顔負け”を自称して、
飲みの席とかで麻雀武勇伝とかを語る姿にげんなりした記憶も多い。
以前以下記事で理由を書いたが、
99.99%の場合において、
経験をつんだ麻雀プロや雀荘メンバー経験者と一般愛好家レベルで麻雀楽しんだ人とでは、麻雀の知識も経験も技術も比較にならない。
※まあ実力と結果が直結しない麻雀のゲーム性ゆえにその差が見えにくい訳だが。
http://susumutakenaka.blogspot.com/2016/11/2_20.html
そういう意味ではぶっちゃけ「メンバーや麻雀プロに麻雀の自慢話をする」というのは
「海外旅行十回程度の一般客が、国際線のフライトアテンダントに海外旅行の自慢する」位の行為なのだが、
にもかかわらずそういった自慢話は麻雀界ではよく見られる光景であり、著名な人にやられて( ´△`)となってしまった訳で。
だからこそ上記の方々みたいに最下層リーグとかに出る著名人が現れたのには本当に驚いたし、
「真面目に競技をやってみたい」と考えてくれるのは長く業界にいる身として嬉しい事だし、
業界のファン層拡大にもなる、
そう思って最近は積極的に受け入れる事に賛成派である。
やる気もって勉強してくれてる人も多いと見受けている。
最近だと驚いたのは同団体だと篠原さんですかね。
協会女流の特別対局たまたま見てて、その振り返りブログとか読んで、視点の良さに。
https://ameblo.jp/dreamgrant/entry-12347443837.html
そして近年で一番麻雀界に大きな影響を持っているのが
サイバーエージェント社の藤田社長、
実際にお会いして話しても、
メディアでの言動を見ても
「麻雀プロの技術に対するリスペクト」
「麻雀と競技麻雀に対する愛情」
これらが随所にうかがえる事にビックリしたわけで。
「本当の成功者ってやっぱ人間としての器も違うのか・・・・」と思ったし、
麻雀界を良い方に持っていってくれているその姿は本当に業界人として嬉しく思う。
正直に言えば、
藤田社長が最強戦を取った時
「また麻雀プロにリスペクトを示ずに自慢話する著名人が増える、、、、」と素で考え、
決勝始まる時、心のそこから「社長だけは優勝するな」と思っておりました(*・ω・)
それが今や社長が優勝したおかげで、業界にこんな変革期が訪れるとは思わなかったのです。
こんな麻雀界の末端の一員のブログ読むとは思えないけど、もし社長がこのブログ見て不快に思ったなら、次お会いしたときは熱く焼き焦げた鉄板の上で土下座を(ry
とまあ色々と書きましたが
近年の著名な方々が本当の興味をもってこの業界に触れている姿はやっぱり嬉しい。
今後もそういった人が増えてほしい。
とまあ、
いい点を色々と書いた一方で、
選手目線で逆の点を考える事も無論あるわけで、
それに続きます。
いやすぐには続かないかもだけど、そのうちに。