『ああ、以前に”雀荘の女性店員とお客さんのとある光景”でお話したキバヤシさんじゃないですか。お久しぶりです^^』
雀荘の女性店員とお客さんのとある光景 その1
雀荘の女性店員とお客さんのとある光景 その2
キバヤシ「どうもお久しぶりです。ちょっと今日はおききしたい事がありまして」
『なんでしょう?』
キバヤシ「ちょっと前に書かれてた、この記事で”競技麻雀でメンタルを健全に保つコツ”って奴について言及されてましたよね?」
『しましたね^^』
キバヤシ「ちょっと僕にもそれ教えてくれないでしょうか?麻雀でよくメンタルやられて負けちゃう事があって。というか今日も^^;」
『、、、、別にかまいませんが、キバヤシさんには不要だと思います。
というか無意味かと^^』
キバヤシ「・・・え?」
『前回の記事でも書きましたが、フリー雀荘でメンタル管理なんて必要ありません。
無制限回数での戦いでは、アツい展開なんて物は多々あっても所詮は1回の不幸でしかない。つまり”次だ次”って考えてそれでおしまいにすればいいんです。全体に与える影響も微々たるものなわけですし。』
キバヤシ「、、、でも僕も人間だしそんな簡単には開き直れないですよ。例えば今日も3面待ちリーチでカンチャンに競り負けてからカーっとなって酷い牌ばっかり打っちゃって・・・・だから開き直りのコツが知りたいんです」
『そもそもカンチャンと3面待ちなんて勝率は25% vs 75%とかでしょ?野球の打率と大差ないしその程度で熱くなる必要がない、位に思えばいいんです。
ただそれ以上に、打牌に影響するほどメンタルやられる出来事が起きたのであれば、一旦ラス半かけて心落ち着ければいいんですよ。フリーは辞めたい時に辞める事が出来るんだからそうすればいいでしょう。(お店はちょっと迷惑でしょうがw)』
キバヤシ「そ、それは確かにそうですが・・・」
『その一点だけでもフリーにメンタル管理は不要です。勝ったり負けたりって前提はどう考えても覆せない。我々はどんなに負けていても仕事として打ち続けなきゃいけないメンバーさん、とかじゃないんです。辞めたい時にやめましょう。』
キバヤシ「はい・・・・」
『でもまあそれ以上の実態というか問題点は、あなたが通常的なメンタルの時も似たような酷い
打牌をしている自覚がない事ですね。』
キバヤシ「え?」
『麻雀ってそういうゲームです。
いいですか?
例えばここに
・酷い打牌A
・酷い打牌B
があったとします。両方とも明らかにリスク高リターン低、つまり損な選択。
でもこの二つの打牌の両方が結果も酷い結果になるかと言えば否です。
”Aは見事にぶっささって、Bはすり抜ける”これは普通にあるでしょう。
というか麻雀の確率論的にはすり抜けるケースの方が多いまである。
・酷い打牌A → 12000放銃
・酷い打牌B → しかし何もおこらなかった
』
キバヤシ「まあ麻雀ですから普通にありますね。これは僕でもわかります」
『はい。そしてこうなると大体の人は”Bが酷い打牌だった”という自覚が出来ない、これが一番の問題です。』
キバヤシ「、、、、つまり僕は普段から酷い打牌をたくさんしてる。けれど自覚がないだけ、と?」
『そうですね。別にキバヤシさんに限らずです。
ついてる日はこれらが酷い結果をすり抜けまくるから自覚が無い。
こういった一打一打のクオリティと勝った日、普通の日、負けた日をマトリックスにしてみました。
勝った日 | 普通の日 | 負けた日 | |
良い 打牌 | 良い結果 | 大体良い結果 | 刺さる →ツカン! |
普通の 打牌 | 良い結果 | どっちも | 刺さる →酷い!と感じる |
悪い 打牌 | 酷い結果を回避 →酷さに気づかない | 刺さる →酷いと自覚 | 刺さる →酷いと自覚 |
全体 | ミスはなかった! と錯覚 | 普通 | 今日だけ酷い打牌をした! →メンタルのせい!と誤解 |
一番大事なのは”全体”の部分、
つまり負けた日はたまたま悪い打牌が刺さりまくったがゆえに
→ 自分は普段より酷い打牌をしていると錯覚する。、
→ ”メンタルがぶれたがゆえに、今日はいつもよりも酷い打牌をした”と思い込む。
この事実ですね。
つまりいつもと同じレベルのクオリティの麻雀が酷い方向にぶれたがゆえに”メンタル”を言い訳にしているんです』
キバヤシ「でも人間なんですよ?多少の判断能力低下はあるでしょう?」
『あります。でも微々たるものです。ここで書かれている現象を覆せるものではないですね。
というか強くなりたきゃメンタルという言葉を使うべきではない。今回のような言い訳の原因になるから。こっちの方が事実です。』
キバヤシ「・・・・なるほど。安易にメンタルって言葉を使わない方がいいのは理解できました。
ただちょっといいですか?」
『はい』
キバヤシ「冒頭の通り、”競技麻雀ではメンタルを健全に保つ事が必要”ってのは前回書かれてますよね?」
『はい競技では必要ですね。僕はそう考えてます。』
キバヤシ「参考までにそれも教えて頂けますでしょうか?というかそれが今回の目的だったので・・・」
『まあキバヤシさんの参考になるかは別として書きましょうか。』
ただ長くなったので次回に続く