今週またまた麻雀界にて軽く衝撃を受けるNEWSが。
松本浩司プロが体調不良により第43期最高位決定戦を辞退。
https://saikouisen.com/news/%e7%ac%ac43%e6%9c%9f%e6%9c%80%e9%ab%98%e4%bd%8d%e6%b1%ba%e5%ae%9a%e6%88%a6%e3%81%ae%e5%87%ba%e5%a0%b4%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%81%a8%e9%96%8b%e5%82%ac%e6%97%a5%e7%a8%8b%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
体調不良によるタイトル戦決勝辞退ってのは、
僕の長いプロ生活の中でも見た記憶がほとんどない。
実際問題、麻雀は集中力の問題をのぞいて「打つ」って点だけならよほどのことが無い限り可能だし、病気をおして決勝を戦った選手ってのは過去にいた記憶もあるし。
自身初の最高位決定戦。
僕だったら余程の事が無い限り這ってでも出ると思う。
それすらできないって事は余程体調が悪いって事なんだろう。
「本人さぞかし無念だろう」と思うと同時に、
どうかご無理なさらず療養をしていただきたいと願うばかりである。
従来麻雀には賭場のダークなイメージが付いて回ってきた。
そしてそれにあわせて麻雀打ちとはとにかく「不養生」「不健康」というイメージがあったりした。
暗い賭場でタバコをぷかぷかふかし、
人によっては酒を飲む、
運動なんてからっきし。
そんなイメージをいまだに持ってる人も多いだろう。
でもそれに対して、”体力・健康の重要性”を昔から語っているのが連盟のレジェンドである荒正義プロである。
荒プロはコラムの中で
「スランプを感じたら牌から離れる。なぜなら打たなきゃ負けないから。
空いた時間で体力づくりに専念、昔ならランニングしてたし今はウォーキングをする。筋トレもする。
思考能力の源は体力だからである」
と書いており、実際に彼が原作の漫画の主人公はスランプの時にロードワークしている図等があったりする。
僕もアラフォーともなってきて、
健康に気を付けなきゃなあ、と感じる事が最近多い。
大事な大事な決定戦を体調を理由に断念、想像しただけで泣けてくる。
そしてやっぱり麻雀も集中力の勝負である。
集中力の基盤は根気、根気を支えるのは体力、これは羽生善治さんの言葉。
実際に卓上で自分の集中力をMAXにするのはかなりの体力が必要だし。
これを4半荘フルに維持できる人ってかなり少ないと思う。
競技で自分がリーチをかけた時、
「いまのうちに脳を休ませとかなきゃ」
と考えて、あえて他人のツモ切り手出しを目に追わないように心がけたりもする、
この感覚に賛同できる人っていると思うんだよな^^;
まあそんな体力問題、
それ以上に健康問題、
色々と考えて「もうちょっと定期的に運動するか」と思う最近でありました。
下腹部のぽっこりとかは脂肪吸引とかすりゃなんとかなるかもしれないが、
血糖値とかはじゃどうにもならないし、
体力も結局は自分でつけるしかない。
・・・とまあ、松本さんの無念の事件から色々と考えるアラフォーでありました。
しかしなあ、
これで近藤誠一さん繰り上がりか。
なんというか、
競技ファンは喜ぶ人もいるんだろうなあ。
これは松本さんがどうこうというより、近藤さんのカリスマ性が高すぎるって話だろう。
個人的には園田賢を一番応援してるけどね。
さて、そろそろ始まる最高位決定戦。
今年もなんだかんだでやっぱ楽しみ。決定戦シーズンですね。