まあそもそも近代麻雀が月2回刊行になったのは僕が大学生だった2000年、それまでは月1回だった。
よってそれが元にもどるだけ、、、、というわけではない。
その2000年当時はこれと平行して姉妹誌もあり、
・近代麻雀(月2回)
・近代麻雀ゴールド(月1回)
・近代麻雀オリジナル(月1回)
と刊行されていた。
これら姉妹誌がすでに両方休刊となっている事を考えると、麻雀漫画雑誌の刊行数は全盛期の1/4以下になっていると言える。
https://mj-news.net/manga-books/kinma/20181229115527
おもえばこの20年弱、
近代麻雀ゴールドが休刊になり、
近代麻雀ギャンブルドットコムという幻の姉妹誌(半年もたずに廃刊)がでたり、
近代麻雀オリジナルが半エロ漫画化したり、でも持ち直したと思ったら休刊になったり、
「出版業界自体の下火に伴って色々と大変なんだろうなあ」と思ったけど、
それでも近代麻雀だけはペースを変えずに出版がされていた。
20年前と言えば麻雀好きはみんな近代麻雀を読んでいた。
当時は麻雀プロ業界の情報発信源なんて近代麻雀以外はごく限られてたし、
僕自身、麻雀に本格的にのめりこんだのは高校生の時に友人に「天」を貸してもらって、そこから近代麻雀を読み始めたのが大きなきっかけだったし、
近代麻雀によってプロの世界に入っていた人が大多数じゃないだろうか。
もちろん「近代麻雀に載る」ってのはプロの人達にとって一種のステータス感みたいなものすらあったわけで。
今はそうとも言い切れない。
近年の麻雀プロには「近代麻雀をほとんど読んだことが無い」「麻雀漫画を読んだことが無い」って人が結構いる。
ネットメディアの普及による娯楽多様化の影響だろう。
まあそれでもやっぱり麻雀漫画って初心者がこのゲームをより好きになる上で一番必要なコンテンツ思うし、
近代麻雀がこれからも続いてほしいとは思ったりする。
が正直に僕自身も昔の様にかじりついて読むことは無くなったのは事実。
というか心の底から「面白い」と思う作品が減ってるのも事実。
「鉄鳴きの麒麟児」とか「一八先生」とかは面白かった。
でも一八先生はやっぱ色々と問題あって公になりづらい作品だがw
最近終わった「笑うあげは」も多少印象に残ってる。
ただこの作品はアタリ回とハズレ回のギャップが本当に激しかった。
アタリ回は凄いお勧めできるけど、ハズレは、、、って感じですね。
ただ第一話は特にアタリ。
盲人って設定と麻雀のゲーム性をベースに上手く作られた話が素晴らしくて。
読んだことない人は以下URLから無料で読めるので是非に。
https://manga.line.me/product/periodic?id=0000bwju
改めて考えてみて、
僕自身2019年2月現在でも読み見続けてる麻雀漫画といったら、
Kindle読み放題の押川先生作品位なんですよね。
「Let's Go なまけもの」「麻雀小僧」両方ともいまだコツコツ読んでいる。
というか「Let's Go なまけもの」は2014年のオリジナル休刊の影響をもろに食らって雑誌掲載からネットの不定期連載になったので、連載が地味ながらも続いてる事自体知らない人が結構いる不遇の作品なんじゃないだろうか。
ただマジで面白いんですけどね^^;
鉄火場の人間関係を中心に描く押川作品のテイストに、茜のキャラクターが捻り部分としてうまく盛りこまれていて本当に好き。
次の記事はこれについて書こうかな。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075V3RVJ1
ここ数年、麻雀界に限らず「雑誌」って奴はどんどん縮小して、
漫画は色々なネットアプリとか中心の時代になっている
今から20年後、近代麻雀はどうなってるだろう。
もう廃刊orネット配信のみになったりする時代が来るんだろうか。
麻雀界はどうなってるんでしょうか。
僕もどうなってるんでしょね。
まだ麻雀界にいるのかな。
・・・なかなかに想像しがたい姿だけど、自分が競技麻雀やめてる姿はもっと想像できないかも。
長く見てきただけに、
感じる事も多いニュースでした。