さて前回の続き
https://susumutakenaka.blogspot.com/2019/10/2.html
『決定戦シーズンの関係でこの記事書くのも久々になってしまった、、、、
えっと改めて何でしたっけ?』
「右脳の直感が左脳に比べてすごい高速の処理をしてくれる事は解りました。でも結局それって”速いだけ”じゃないんですか?麻雀勝つうえで必要ですか?って話です。」
『ああ、そうでしたね。じゃあその理由について述べましょう。大きく2つです。』
「お願いします。」
『まず一つ目は、体力の有効活用ができる、それにより視野が広くなるという点です。』
「体力ですか。。。」
『脳だって結局は体の一部で酷使するほど疲れるんですよ。』
「つまりそれを直感を使う事で楽にできると。」
『はい。そしてそれによりまず本当に体力を使うべき場面でじっくり使う事ができます。
将棋の棋士とか、結構多くの局面は淡々と進めて、本当に考えるべきところで1時間とか考えるでしょう?それに近い物がありますね。たかが麻雀でも脳は結構疲労するんです。』
「より正確な判断を全体的にできるって事ですね。」
『そして各局面で視野に余裕をもつこともできます。右脳で処理できる部分は右脳に任せて、左脳でキッチリ考えるべき部分は左脳を使う。脳のリソースを100%効率的に動かすためには直感が必要なんです。』
「なるほど。それでもう一つは?」
『これは一つ目と逆の理由になってきますが。”人間は直感に従ってしまう生き物だから”です。』
「・・・・?」
『例えばそうだな、、、
”頭で解ってはずなのにミスした”
”あとで考えたらあり得ない酷いミスだった”
こんなことを思った経験ってないですかね?』
「それは凄い山ほどあります。」
『この理由の一つが”直感”です。(厳密には他の理由もありますが)
ようするに左脳でじっくり考えればわかる事だけど、右脳が瞬間的に処理してしまったがゆえに間違えた、ってケースですね。人間は結局生き物である以上こういう本能的な行動をしてしまうわけですね。』
「なるほど、直感が鍛えられてない=ミスが多くなる、というわけですね。」
『まあそうですね。だからこそ普段から直感を鍛えることを意識するのは大事です。』
「それってどうすればいいですか?」
『うーん、、、、むずかしいですけど、一つは”練習の時はあまり考えないようにする”っていうのがありますね。将棋の早指し、囲碁の早碁ってのはまさにこれにあたるトレーニングで、麻雀も普段は敢えて早打ちする、ってのはひとつの方法です。』
「なるほど。」
『そしてもう一つ、これは逆のアプローチで、本番では常に一呼吸置く事を敢えて意識する、ですかね。つまり直感に意識的なブレーキをかけるわけです。』
「そういえば麻雀プロの対局って結構長く考える人が多いですよね。”何考えてるんだろ?”って局面よく見ます。」
『そうですね。あれは考えているケースもあれば、あえてじっくり直感をセーブするためにやってる場合もあります。
直感を鍛えつつ、ある程度直感をセーブする事の大事さと、そしてその方法を知る。
結論としてはこれですかね。』
「直感のセーブですが、、、なんか難しそうですね。」
『これは打ち手の永遠のテーマの一つかもしれないです。正直に有効な方法も人それぞれでしょう。
ただそういったメンタルコントロールの術も世の中にはあふれているので、色々とググってみるといいかもです。本シリーズ記事はそれについては特に記載しません。長くなりすぎるので。』
というわけでおしまい。
気が向いた時にまた続き(メンタルコントロールの具体例)は書くかもですが一旦はおしまい。