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2017年7月21日金曜日

実は終盤よりも序盤の方が選択が難しい

麻雀にしても
人狼にしても
将棋にしても
囲碁にしても

アナログゲームには
「序盤」「中盤」「終盤」という段階があり、

一つのゲームでありながら、各段階で求めらるスキルは実は結構異なるわけだ。

基本的に終盤は、打てる手が大体限られてくる。
まずある程度「優勢」「劣勢」という立場がある、
麻雀だったら半荘単位なら点棒状況、局単位なら巡目等、これらによりもはや打つ手は限られてくる。
そしてこういった場の情報量が増えている為、各選択の優劣に差がでやすい。

よってこれらの情報を正確に収集する能力、判断する能力、これが求められる。




対して序盤はどうかというと、
上述の終盤とは逆に場の情報量が非常に少ないケースが多い。
これはつまり各手の優劣に大きな差が出ない場合が多いといえる。

つまり序盤は「何をやってもOK」な反面、
「打てる手が非常に多く逆に選択に迷う」というケースが多いのである。

これは麻雀に限った事ではなく、終盤というのは比較的「正着」がわかりやすい。

よってレベルの高い打ち手というのはかなり似通った展開を踏むケースが多くなる。
ところが序盤というのは打ち手の個性が非常にでやすい。

序盤から色々なケースを追える幅広い選択をする人もいれば、
結構ルートを限定する人もいる。

例えば将棋なら、
人狼でも有名な中田先生は結構「序盤ルート限定型」で有名なお一人だろう。
とにかく自分の得意な三間飛車に寄せてくる。

無論相手としてはある程度対策も立てやすい一方で、自分が得意な型から常に入れるのは「序盤の迷いが少ない」という利点もあると思われる。
※あくまで将棋を良く知らない僕が麻雀からたてたイメージですw

ちなみに僕の麻雀は比較的序盤ルート限定型と思われます。
だって楽なんだもん。

序盤ルート限定の大きなメリットはズバり、「中盤以降で迷う展開を作りにくい」という点である。

「序盤に色々なケースを追える幅広く追う」というルートは、
一見は限定型より優位に見えるが、
実は後々に物凄い細かい判断を求められるケースが増え結果としてミスを増やす原因にもなったりする。
それを防ぎ中盤以降にミスをしない展開を最初から作れる、というメリットを考えると、
どちらが有効とも言いがたいわけである。

ちなみに人狼でも結構これに似た「序盤ルート限定型」が存在する。
それは人狼を引いた時、「細かい事考えずにとっとと役職を騙る」という考えである。
潜伏は選択肢が広い分、視野を広く見なきゃいけない、それをするくらいならとっと役職騙ればあとは自分目線を騙るだけですむ、というのは大きい。
これは人狼初心者に特にお勧めしてたりする。僕もまだまだ初心者なのでよくやるw
※ちょっと前に「騙りの考え方の違い」を以下記事で書いてるので興味ある方はどうぞ^^

https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/05/blog-post_10.html

さてちょっと話を戻すが、
序盤研究というのは実は非常に難しい。
終盤のような明確な優劣が付きにくいケースが多いからである。

よって「好み」も大きく分かれるし、将棋棋士でさえ「序盤軽視型(そこまで大きな差が付かないと考える人)」はちょくちょくいると聞く。

だが麻雀は将棋ほど展開が長くないゆえ、
この研究は結構大事なテーマである。
上級者と中級者の差が一番明確につくところの一つでもある。
というわけで、
何回かにわけて「序盤進行のコツ」ってやつについて、ちょっと書いてみようかと思う。








気が向いた時にいつの日か、ですがw




だって既述の通り明確な正解がないから凄い難しいんですよ(--;)

これはもういっそ何切るみたいな「配牌何切る」を何回も考えるのが一番いいんですよね。
記事としてして「配牌構想と何切るを」シリーズ化してみるかなあ・・・・

というわけで、
もしも「この配牌なら何考えて何きるのがいいでしょうか?」みたいな例題あったらツイッターあたりにください。
書けそうなら記事にしますのでw