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2018年11月12日月曜日

第17期雀王決定戦で覇を争った2人について書いてみる日記

最後の最後まで勝負の女神が裁定に悩んでいるかのシーソーゲームの末、
第十七期雀王決定戦は金太賢が優勝、連覇達成となった。
https://twitter.com/ClubNPM/status/1061227736784486402

19、20回戦は特に選手の吸う息・吐く息まで聞こえてきそうな激戦であり、まさに死闘だった。
なんというかこんな熱い勝負を見ると競技選手なら誰もが、
「自分もいつかこんな戦いがしてみたい」
「自分もこんな戦いをして観衆を感動させてみたい」
そんな強い興奮や憧れを感じるんじゃないだろうか。

まだ見てない人がいたら是非TSを見てください。
、、、でもやっぱこの手の興奮はリアルタイム視聴じゃないと味わえない部分はあるんだけどさ^^;
https://freshlive.tv/threearrows-ch/244750

さて改めて金についてちょっと書くとしよう。
今回の優勝により彼は昨年に続く2回目の雀王獲得となるのだが、
協会史上雀王の称号を複数回とったのは実は鈴木達也、鈴木たろう(両者とも4回)のダブル鈴木以外では彼が初、つまり史上3人目の快挙、
そして雀王連覇は鈴木たろう以来の2人目である。

「こちとら10年間からAリーグ、決定戦は5回目。達也・たろうから受け継いだ協会の麻雀にかけて初決勝の3人に負けるわけにはいかない」
そう語った姿からはまさに「協会最強」としての貫禄が漂っていた。

彼が年末の最強戦も連覇する姿、
そしてその先に見据えているであろうMリーグ、
彼だけでなく多くの協会員がその姿に期待していることだろう。


一方、最終日までの大量リードを持ちながら金の猛攻によりまさかの敗北を喫したのが下石戟である。

なんというか、こういう競技麻雀の持つ残酷さに直面する選手、
麻雀のゲームの性質上、大体の決勝では今回の下石のように「最後まで戦い続けて敗れる」という経験をする人間が必然的に出てくる。
そんな選手に対してどんな言葉をかけるべきなのか?
これは何年も選手をやっても、いややればやるほど解らない問いである。

実は僕、
彼が勝つと思って、彼との思い出話をネタにした「おめでとう下石」的な記事の下書きまで作っていたりしたんだけどね・・・

せっかくなのでちょっとだけ内容を書くと、
下石戟と初めて出会ったのが第10期雀王戦B2リーグで、
でもこの時の彼の印象はほぼ皆無、
というのも彼はこの年、たった1節だけ出て2節目以降は休場してしまったためで。

当時彼は神職の専門学校に通っていた学生だった。(あれそれとも就職したての頃だったかな?記憶曖昧。)
元々実家が神社だった彼は親の後を継ぐ勉強をしながらも、特技だった麻雀のプロ資格も取りつつそれを両立させていたのだが、
2節目の当日どうしても外せない実習とリーグ戦を両てんびんにかけた結果、泣く泣く休場を決意したらしい。

そんな彼と僕が初めて大きな接点を持ったのは、
第6回オータムCCの決勝で(彼が優勝で僕が準優勝)、
それからちょくちょくあった接点についてとか色々とかいたんだけどね。

なんかちょっと口惜しいけど、彼が雀王来年取ったらアップする予定記事として、取っておこうと思います。


・・・でもアップされる=自分が負けるって事になるので、やっぱ多分一生アップしないw

改めて宮崎も仲林もお疲れ様。
素晴らしい決勝をありがとうございました!