「麻雀は人生の縮図」
こんなセリフを聞くと「オーバーだな・・・」とは思いつつも、
一方で納得する部分もどうしてもある。
一方で納得する部分もどうしてもある。
実力は勿論大事だが、
その日のコンディションもある、
そして勝者たるには運が必要で、
その日のコンディションもある、
そして勝者たるには運が必要で、
更に言えばその運がどのタイミングで来るかという点も結果に大きな差を生む。
それらが全てかみ合った者が「勝者」となりえる。
それらが全てかみ合った者が「勝者」となりえる。
昨年から今年にかけ、
麻雀界に新たなビックネームが誕生した。
麻雀界に新たなビックネームが誕生した。
第18期雀王、堀慎吾。
元々麻雀業界内での実力評価は非常に高かった男であり、雀王獲得も誰の目からも納得の結果だったし、これからの協会を支える新王者の活躍に多くの協会員が期待をした。
が、その躍進は多くの人々の想像を上回る物だった。
が、その躍進は多くの人々の想像を上回る物だった。
今年の7月に発表された30人目のMリーガーとしての大抜擢、
その数週間後に自力で勝ち取ったMONDO杯の出場も含めて、
この僅かな期間にて異例の速さで押しも押されぬ業界のトップランカーへと上り詰めてしまった感がある。
その数週間後に自力で勝ち取ったMONDO杯の出場も含めて、
この僅かな期間にて異例の速さで押しも押されぬ業界のトップランカーへと上り詰めてしまった感がある。
無論この要因には、
彼の高い実力、そしてここまでの実績、がある。
彼の高い実力、そしてここまでの実績、がある。
しかしやはりどうしても思うのは「全ての出来事が彼の為に用意されていたとも思うようなタイミングの良さ」、
つまりは「運」、いや「運命」とでもいうべきか、
つまりは「運」、いや「運命」とでもいうべきか、
色々と感じる点は多い。
彼がMリーグに指名された事実は素晴らしいと思う一方で、
彼以外にも「一つ歯車がかみ合ってれば指名されていたのでは?」と思わせる人物は協会に他にもいる。
そこにある差は結局「巡り合わせ」としか言えないのではなかろうか?
そうだとすれば、まさに「麻雀は人生の縮図」 という言葉その通りなのかもしれない。
彼以外にも「一つ歯車がかみ合ってれば指名されていたのでは?」と思わせる人物は協会に他にもいる。
そこにある差は結局「巡り合わせ」としか言えないのではなかろうか?
そうだとすれば、まさに「麻雀は人生の縮図」 という言葉その通りなのかもしれない。
金太賢
言わずと知れた第16,17期の雀王、
そして2017年の最強位、
近年の協会員ではずば抜けた実績を持っている男である。
近年の協会員ではずば抜けた実績を持っている男である。
昨年KADOKAWAのMリーグ参戦が発表された時、その事実に一番色めき立ったのは彼だったのではないだろうか。
そして彼だけでなく私を含めた多くの協会員が「新Mリーガー、金太賢」の誕生を期待した。
そして彼だけでなく私を含めた多くの協会員が「新Mリーガー、金太賢」の誕生を期待した。
だがその幸運が彼の元には舞い降りる事は無かった。
そして皮肉にもそれが翌年の雀王である堀の元に降り注いだのである。
「もしも3連覇をしていれば」
彼の中にそんな思いが無いはずはない。
今年の決勝にかける思いも格別だろう。
昨年失った雀王の奪還に燃える前雀王、1位通過での決定戦進出である。
そして皮肉にもそれが翌年の雀王である堀の元に降り注いだのである。
「もしも3連覇をしていれば」
彼の中にそんな思いが無いはずはない。
今年の決勝にかける思いも格別だろう。
昨年失った雀王の奪還に燃える前雀王、1位通過での決定戦進出である。
矢島亨
昨年、堀を最後まで追い詰めたのがこの男。
特に19回戦で見せた奇跡の四暗刻は今でも多くの競技ファンの記憶に残っているだろう。
昨年、堀を最後まで追い詰めたのがこの男。
特に19回戦で見せた奇跡の四暗刻は今でも多くの競技ファンの記憶に残っているだろう。
もし昨年最終半荘で堀を上回る事が出来ていれば、KADOKAWAに指名されていたのは堀では無く彼だったかもしれない。
その思いを彼自身が1ミリも抱いていないか?と聞かれれば多分嘘になるのではなかろうか。
ちなみに今年は2位での決定戦進出ではあるが、これは最終節を迎えた時点でポイントに余裕があったゆえ大事故だけを避ける悠々とした進行を選択した部分も大きい。つまり実質的には2年連続の首位での進出といっても過言ではないだろう。
なお昨年も書いたが、彼が優勝した場合は雀王・雀竜・日本オープンの協会における「3冠」を達成する史上初の選手となる点も大きなポイントである。
なお昨年も書いたが、彼が優勝した場合は雀王・雀竜・日本オープンの協会における「3冠」を達成する史上初の選手となる点も大きなポイントである。
そして3位通過は吉田基成。
彼については以前に紹介記事も書いているのでそちらもご参考に。
彼について改めて考えた時、
本人がどの程度意識しているかは知らないが個人的には同期(第4期前期)である金との対照的なキャリアがちょっと面白い気がする。
本人がどの程度意識しているかは知らないが個人的には同期(第4期前期)である金との対照的なキャリアがちょっと面白い気がする。
金はデビューからの数年はあまり知名度も無かった中で雀王戦での順調な昇級とA1での定着により協会内で強豪として名をはせ、ついには雀王を獲得した男だ。
一方の吉田はデビューわずか2年後に雀竜位を獲得し、瞬く間に協会の新星として注目を集めたが、そこから数年は低迷期に陥ってしまう。リーグ戦では降級も経験し、その間に金との評価にも水をあけられた時期もあった。
だが近年では第14期での雀竜位返り咲き、そして昨年悲願のA1リーグ昇級を決め、今年は勢いそのままに決定戦初進出を成し遂げ、金と肩を並べて戦うに至っている。
吉田が今年の決定戦で何を思うか、
そしてどんな麻雀を見せてくれるのか、
そしてどんな麻雀を見せてくれるのか、
個人的には今回一番楽しみな点だ。
さて最後に現雀王の堀慎吾についてもう一度触れておこう。
とにかく「競技を楽しむ」という心持ちの男、
昨年の決定戦も序盤の大量リードをした後に他3人の徹底マークにあいつつも、それでも悠々と戦っていた姿が印象的だった。(まあ19回戦に矢島に詰め寄られたときは”苦しさが楽しさを上回った”と本人も述べていたが)
昨年の決定戦も序盤の大量リードをした後に他3人の徹底マークにあいつつも、それでも悠々と戦っていた姿が印象的だった。(まあ19回戦に矢島に詰め寄られたときは”苦しさが楽しさを上回った”と本人も述べていたが)
だが今年、新生Mリーガーとして迎える防衛戦、
今までの人生で一番「結果」を欲しているのではないだろうか、と思ったりもする。
今までにない看板を背負い、結果を求められる中での戦い、今年はどんな戦いを見せてくれるのか、注目である。
今までの人生で一番「結果」を欲しているのではないだろうか、と思ったりもする。
今までにない看板を背負い、結果を求められる中での戦い、今年はどんな戦いを見せてくれるのか、注目である。
改めてそんな4人による第19期雀王決定戦、
10/3(土)にいよいよ開始されます。
以下URLにてご視聴できます。
皆様是非とも協会最高峰の戦いをご視聴ください。